蝶花楼桃花さんのインタビューを見て

昨日「News23」に女流落語家の蝶花楼桃花さんがご出演されていました
密着VTRも含め、男性社会の落語界に風穴を開けるという存在が出てきていて
女性がこんなところにも進出しているよ!という感じの番組の雰囲気でした
最近は桂二葉さんも活躍されていて、女性進出の流れで
女性の落語家さんが出てきた!という報道をよく見ますが
東京も上方もずいぶん昔から活躍される
大ベテランがたくさんで、ママさん落語家さんもいらっしゃいます
今に始まったことではないので、やや違和感がありました
そして女性キャスター、アナウンサーは桃花師匠に質問をされるのですが
「男性社会で大変ではないですか」
「女性ということで嫌な目にあったのではないですか」
という考えに基づいた質問をしている印象を受けました
それに対し、桃花師匠は
「私自身は『女だから』というのを感じたことは無く
今までずっと『仲間』として扱ってもらっている」
というようなことをおっしゃり
キャスターたちの「差別を克服して頑張った」という意図を
軽々と飛び越える返答!
しかし、桃花師匠は女性であるし、アイドルのようなキュートなルックスですし
きっと、色々嫌なこともあったはずです
けれど、そこをカミングアウトするのは
それこそ「野暮」であり、「粋」ではないということを
わかっておられるのが、かっこいい!

そして男女に限らず、「ご苦労されたんですね」という問いに
「はい、大変でした」と言う落語家さんはいらっしゃらないのでしょうか?
お仕事で楽屋裏や舞台袖の落語家さんたちを拝見していますが
皆さん、努力家で、真剣で、よっぽどサラリーマンの方が緊張感ないです(すみません)
でも「気楽な稼業ですよ」「のんきな職業です」とおっしゃいます
努力や苦労を見せないのが「落語家の矜持」なような気がします

ご本人もサラリと「重い荷物も運び、同じ食事を食べてきた」
とおっしゃっていましたが、男性と同じ前座修行を経てこられた自負を感じました

そんなわけで桃花師匠、ますますファンになりました!

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投稿者プロフィール

コンパスポイント
コンパスポイント
熊谷有里子 コンパスポイント株式会社代表取締役
ライフキャリアアドバイザー&イベントプロデューサー 関西と東京をベースに
人が幸せな人生という円を描く軸、そして羅針盤となるために活動中