感想文「毎日を楽しめる人の考え方」

精神科医の樺沢紫苑先生の『精神科医が教える 毎日を楽しめる人の考え方』を読みました

私が、東京から関西に住むようになって17年
どんな思想に影響を受けたかというと
「お得」と「値打ち」という感覚です
・スーパーの閉店間際にお惣菜が安くなる
・バーゲンで半額になった
など、単純に値段が安くなったことだけでなく
少しの出費でそれ以上の実りを得られる「お得」
山下達郎のコンサートを見終わった直後に
感激する夫が放った「値打ちあったわ~」
・払った金額に見合うどころか、得をするほどの対価を得られた!
・または金額では換算できない喜び(いわゆるプライスレスですね)
を表現する、関西で最大級の褒め言葉「値打ちあるわ」
その「お得!」「値打ちある!」を叫びたくなるほど
充実した内容の本でした!
文中にもあるように、樺沢先生が「毎日10時間、一ヶ月をかけて」
書かれた、すぐに人生が素敵になる内容を
平易で優しく明るい内容で、読者はわかりやすく読むことができます
自己啓発、ビジネス、スピリチュアル、仕事術に
関する本は相当数読んでいますが
こんなにわかりやすく、濃縮された本は初めてです
(だいたい、読みづらくなる寸前まで1ページにこんなにぎっしり文を入れた本は
なかなかありません笑)

私は中学から短大までの8年間一貫校で育ちました
感情豊かな思春期を厳格な校則の管理下で過ごしたため
・体制やルールに従うこと
・自我を出さないことが大過なく過ごすために大事なこと
が自分のデフォルトになりました
そして会社員になり、さらに
・組織の論理に従う
・感情を出さない
事を美徳として過ごしてきました
特に「感情を出さない」は、女性が仕事をしていく上で
「女は感情的なんだよ」と揶揄されがちであり
とにかく、感情を封印しないと一人前として扱われない
というところがありました

昨年、入社31年で退職して起業しました
辞めた理由は色々ありますが
会社のためや上司のため、誰かのメンツのために働くのでなく
自分の好きな仕事をしたい、自由にやりたい、見たことが無い風景を見たい
という思いが湧いてきたからです
この本の『『我慢』や『辛抱』など必要ないのです
誰でも毎日を楽しく生きられるのです』『自分のコンフォートゾーンを出よう!』
という言葉に「あ~、私が望んでいることだ、私のやったチャレンジはまちがっていないよね」と
樺沢先生に「そうだよ」と肩をぽんぽんと叩かれたような
ほっとした気がしました

「ほっとした気がした」というのは、今が不安、焦りの中にいるからです
というのは、長年自分の感情を押し殺し、誰かの意向や方向性に従って
生きてきたので、「自由に生きたい」と思っても
自分の感情を出せなかったり
自分がどうしたいかわからなかったり
惑いながらの、ある意味「自分解放リハビリ」な毎日です
そして、組織の一員として安定した立場で働いてきた人間…
今、携わっている仕事がうまくいかなかったり
仕事を一緒にやっている人とのコミュニケーションに悩んだり
対人支援の仕事をしたいけれど
どうやったらクライエントが来るのか。。。など今後への不安…
朝、起きて、いきなり幾つも不安が襲ってきます
「夜寝られない」でなく、不安で「朝起きてしまう」というやつです

望んで、自由を選んだら、その自由に伴う責任と真っ白な未来に
不安を感じるなんて、思いもしませんでした
「今日一日を楽しめる人が幸せです」
ああ、そうか、先はともかく、自分がわからなくても
まずは、今日生きていることに感謝しよう
ということで、今日は仕事を休むことにして
午前中は布団に入りこの本を読み、昼食後はBSでやっていた映画を見て
お菓子を食べながらコーヒーを飲んでいます笑

そういえば、この数ヶ月、毎日、何かしら仕事をして、いつもピリピリしていました
この本には「リラックスの効用」と、具体的なリラックスの仕方が
書かれていますが、自分の「最強のリラックス術」を持つのが必要と
あります 元々働くことが好きなので、ついついいつも考えて
気持ちを張りつめっぱなしところがあることにも改めて気づいたので
自分の緩め方を見つけたいと思います

この本を買ったのは、仕事帰り、新幹線乗車前の品川駅の書店でした
表紙のきれいな色と大きな文字「毎日を楽しめる」に引かれて手に取りました
そしてもう一冊は斎藤一人さんの「常識をぶち破れ」という本
こちらも中身は見ず、表紙だけで、ある意味ジャケ買いです笑
たぶん心惹かれたこの二つの言葉は私に必要なことなのかなと思っていましたが
それを確かめる事件が起こりました!
知り合いの占い師さんのところに行って言われたことが
「思想や理論でなく、感覚を活かして、ジョイフル、やりたいこと、楽しいことをやっていきなさい」
おお。。。占い師さんにも樺沢先生と同じ事を言われる、こんなプランドハプンスタンスが起きるなんて!(心理学で意味ある偶然)
はい、楽しく、感覚で生きていきます!

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投稿者プロフィール

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コンパスポイント
熊谷有里子 コンパスポイント株式会社代表取締役
ライフキャリアアドバイザー&イベントプロデューサー 関西と東京をベースに
人が幸せな人生という円を描く軸、そして羅針盤となるために活動中
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