関西のこと

私は東京で生まれ育ちました。勤務していた会社の転勤で
関西に来て、18年になります

18年!!!

びっくりします。東京で育ちながらも郊外、都会、西に東にと
何度も引っ越ししていたので、今の家が人生で一番長く住んでいる家になりました!

今ではすっかり関西になじみ、標準語なのに東京出身と思われないこともしばしば…

若干、複雑(笑)ではありますが、光栄なことでもあります

ですが、関西に暮らしていると、驚くことは未だにたくさんあります

まず、やっぱりみんな「タイガースファン」であること
タイガースの勝敗、順位に一喜一憂しています
テレビのゴールデンタイムでも毎日のように試合を放送しています
ローカルのスポーツニュースでも阪神中心
放送でも、阪神びいきな実況と解説
そんなわけで、別にタイガースファンで無いですが
関西のムードに大きく影響するので
私も勝ったか負けたか、すごく気にしています

そして「値打ち」
コストパフォーマンスがいいかどうか、値段に見合った価値を提供しているかどうか
とてもシビアです
関西の飲食店はどこも美味しいし、お店の人も親切ですが
そんなシビアな場所で営業していたら、そうじゃないと生き残れないのかなと感じます

さらにこの言葉には別の意味があり、本来金額で計ることができない行動なども
「値打ち」で表現します
以前、あるアーティストのコンサートに行ったときのこと
とても素晴らしいコンサートで、感動してホールを出たのですが
一緒に行った知人が「よかったなあ~、ホンマ値打ちあるわ~」と言ったのです!
私は「えー…感動を『値打ち』って…」とかなり驚いた、というか
かなり興ざめしました…
しかしそれ以降も、周囲の人からもしばしば『値打ちあるわ~』という発言が発せられる…
気になって、注目していると…
『値打ちあるわ~』は「元を取ったよ!」という意味より
どうも「プライスレス」的な時に使われているようだ
さらに、褒め言葉としては「最高級」という意味を示しているようだということが分かってきました
さすが、商業が盛んだった町、大阪の言葉だなあと思います
関西になじんだ私としても、さすがに使いませんが、意味深い言葉です

大阪のビル

 

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投稿者プロフィール

コンパスポイント
コンパスポイント
熊谷有里子 コンパスポイント株式会社代表取締役
ライフキャリアアドバイザー&イベントプロデューサー 関西と東京をベースに
人が幸せな人生という円を描く軸、そして羅針盤となるために活動中