資格があったら

先日、キャリアコンサルタントの資格取得で一緒に勉強した仲間と久しぶりに再会しました
最後に会ったのはコロナ前だったので、かれこれ5年ぶりです

40代の女性と60代後半の男性、そして54歳の私

一緒に学んでいたのは10年前。
他にも幅広い年代、性別の人が集まり
普通だったら「仲間」「友達」にはならないですが
ハードな勉強と試験を一緒に頑張った同志なので
「~ちゃん」「~爺」(私は年上の人にもなぜか「ゆり姉」と呼ばれる爆  笑
とあだ名で呼び合うような関係になっています

その男性はキャリアコンサルタントだけでなく
あの難関で知られる社会保険労務士や、様々な資格を持っています
「定年後に、資格があったらいい仕事見つかるかなあと思ったけど結局活かせてないね」
と、今はそれまでのキャリアとは全く異なる業種で営業の仕事をされているそうです

「資格があったら…」
そのお気持ちよく理解します
それは私も同じなので

資格があったら素晴らしい未来が広がるのではないか
この現実から抜け出せるのではないかと、沢山取りました

第二種衛生管理者、防火管理責任者(これらは業務で必要なので取得)
ペン習字準師範、実用書道検定、秘書検定、野菜ソムリエ…他にもあります

しかし、退職してわかったのは、資格があれば新しい仕事に即決するわけでなく
稼げるわけでもなく、未来が輝くわけでもないということです


資格取得、試験合格を目指して必死に勉強しますが

実はそこ、ゴールではない!
やっと スタート なのです

そのことに気づかず、資格を取り続ける人のことを
世間では「資格ジプシー」「資格難民」と呼びます

もちろん新しい資格を取ることで、自信を持てますし
キャリアや人生を切り拓こうとする姿勢は素晴らしいです
しかし、迷子になる人の方が多いですし、せっかくの資格が活用できないのです
資格がなくても、沢山の人にサービスを提供している人や
活躍している人の方が多い印象です
実感を持ってお伝えします

資格が多くても、それが必ずしも自分の新しい未来や人生を示してくれるわけではありません。
重要なのは、資格よりも、まず自分自身の情熱や強み、隠された才能をきちんと認識すること
そして自分が「本当にやりたいこと」を見つけること

資格だけでなく、自分の興味や情熱を追求することが、幸せへの鍵のような気がします
それには、自分自身と向き合い、どんなことに喜びや充実感を感じるかを考えることが大切です。
資格があるか無いかよりも、自分が「何をすれば幸せで充実しているか」

資格がなくてもいいような感じで書いてきましたが
もちろん資格を取ったことで、得たものは沢山あります!
例えばキャリアコンサルタントでは、人の人生に関わる責任があるので
専門的心理学や労働法規、コンプライアンス知識を学び、一回きりでなく
毎年講習を受けてブラッシュアップできています
(逆に資格無しで対人アドバイスの仕事をしている人は、すごいなと思います)

またこのブログの始めに書いたように、新しい仲間を得ました
さらには試験のために、大人になって必死に努力したことも自信になりました
結果的には人生で得るものは多かったです

「資格取ったら…」と考えている方
自分がまずどうしたいか?をまず考えてみてくださいね

そんなお手伝いをしています

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投稿者プロフィール

コンパスポイント
コンパスポイント
熊谷有里子 コンパスポイント株式会社代表取締役
ライフキャリアアドバイザー&イベントプロデューサー 関西と東京をベースに
人が幸せな人生という円を描く軸、そして羅針盤となるために活動中

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